2023年の宅建(宅建士)試験の試験日はいつ?試験概要や申し込み方法を解説

2023年の宅建(宅建士)試験の試験日はいつ?試験概要や申し込み方法を解説

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いまや宅建試験は、法律・不動産系の入門資格として、また実務に役立つ資格として、大人気の国家資格となっています。受験資格もいらないため、受けてみようかと気になっている方も多いかと思います。

この記事では、受験を考えている方のために、

・宅建試験日や試験の内容
・データと合格者への独自調査から導き出した勉強方法

を徹底解説しています。ぜひ読んでから、学習を始めてみてください。

2023年度 宅建試験スケジュール

宅建試験のスケジュール(申し込み・試験日・合格発表)

令和2年、3年はコロナの影響で10月・12月試験の2回開催となっていた宅建試験ですが、令和4年から通常に戻り、令和5年試験も、10月の第3日曜日に開催予定となっています。 申込み方法はインターネット、郵送と二つあり、近くになって申込みを忘れて焦る人もでてきますので、早めにチェックして準備しておきましょう。

2023年度 宅建試験スケジュール

※2023年7月末時点 参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験
試験案内の公示 令和5年6月2日に官報に公告
受験申込期間 ≪インターネット申込み期間≫
令和5年7月3日(月)9時30分から7月19日(水)21時59分まで
≪郵送申込み≫及び≪ 郵送申込み用試験案内の配布期間≫
令和5年7月3日(月)から7月31日(月)まで
注:受験申込書(試験案内)は、試験地別(都道府県別)を入手してください。
試験会場の通知 受験申込の受付完了後、試験会場の通知
(試験会場の所在地及び会場名を記載したはがき)を8月25日までに発送
受験票発送日 令和5年9月27日(水)
試験日 令和5年10月15日(日)13時から15時まで(2時間)
※登録講習修了者:
令和5年10月15日(日)13時10分から15時まで(1時間50分)
注:受験上の注意事項の説明のため、12時30分まで全員着席すること
合格発表 令和5年11月21日(火) 一般財団法人不動産適正取引推進機構ホームページに、合格者受験番号、合否判定基準、試験問題の正解番号を掲示
合否通知 合格者のみ通知
合格証書の
発送時期
簡易書留郵便で合格証書等を発送 

 

宅建試験の申し込み方法

次に、申込みの手順注意点などを詳しく解説します。

申込期間はかなり短くなっていますので、早めに確認しておきましょう。

➀ インターネットによる宅建試験の申し込み方法

1. 不動産適正取引推進機構の申込ページへアクセス   

<インターネット受験申込み入力画面はこちら >
『申込入力の開始はこちら』の順にクリック。

2. 申込同意事項を確認する

次に申込みの手順や注意事項が書いてあります。良く読んでから、同意する をクリックしてください。

3‐1. 顔写真をアップロードする

(1)パソコンの場合は、事前に顔写真ファイルを準備する必要があります。
画像サイズは、640ピクセル×832ピクセル以上になっているか、確認しておきましょう。(指定サイズ以下は、アップロードできません)

(2)スマートフォンの場合は、「内蔵カメラを使う」ボタンをクリックして自撮りすることもできますが、事前に撮影した写真を準備しておく方がスムーズに進むでしょう。

3-2. 顔写真を確認する【宅建申込み写真の注意点】

次のような規定を守っていない写真は、受付してもらえないことがあります。撮影の際は注意しましょう。
※受付されても顔写真を差し替えるように連絡が入ることがあります。

  • 申込年の4月1日以降に撮影したもの
  • 写真に対して、顔が小さすぎたり、大きすぎたりしないこと
  • 髪で隠れて目の部分が見えにくくなっていないこと
  • マスクや帽子、濃すぎる眼鏡を着用をしていないこと(本試験で眼鏡着用の方は眼鏡可)
  • アプリで顔を加工していないこと
  • 正面を向いて撮影していること
  • 影があったり、全体が暗くないこと
  • 背景は無背景のみ
  • 写真にふちや黒い部分がないこと

適切な顔写真を正しくアップロードできているか、必ず確認しましょう。

3-3. 申込情報を入力する

  • 氏名(必須)
  • 生年月日(必須)
  • 年齢(必須)
  • 性別(必須)
  • 現住所(必須)
  • 連絡先:平日の昼間に連絡がとれる電話番号を記入(必須)
  • 職業区分の選択:不動産・金融・建設・それ以外の職種・学生・主婦・その他(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • 申込区分の選択
    1:一般受験者(50問)として申込む
    2:登録講習修了者(45問)として申込む
  • 受験上の配慮を希望するかの有無

そのほかパスワード再発行のための質問と回答の設定欄があります。

【重要】
登録講習修了者(45問)の方が、インターネット申込時に講習終了のデータが試験団体に届いていない場合、「一般受験者(50問)」としての申込みになってしまいます。

その場合、「登録講習修了者(45問)」として受験はできなくなり、受講手数料の返還なども一切認められないため、注意してください。心配であれば、「郵送による申込み」にしておきましょう。

3-4. 宅建試験の会場を選択をする

試験地は、申込み情報で入力した自分の現住所の都道府県から、そのまま決定されます。

気になる試験会場ですが、インターネット申込に限り、同じ都道府県内にある複数の会場から、自分で選択ができます。

ただし、県内1会場しかない所もあれば、東京のように30近く会場があっても、人数が多く、希望者が集中しやすい地区もあります。

※選択ボタンを押しても、「満」の場合は、すでに受付枠がいっぱいです。他を選びましょう。また、画面上で選択できても、残席が同時申込で殺到した場合、他の会場になってしまうことがあります。

4. 決済方法の選択→決済

決済方法は、クレジット払いとコンビニ払いから選択しましょう。受験料はどちらを選んでも同一金額です。

  • クレジット決済を選んだ方:自分名義のカード情報で入力をしてください。自分名義のカードがない場合は、コンビニ払いを選びましょう。
  • コンビニ決済を選んだ方:申込みだけして支払いを忘れてしまう場合があります。無効にならないよう、現金を用意して、すぐにコンビニへ向かいましょう。

決済内容に間違いがないか確認出来たら、決済を完了します。

5. 受験申込の受付完了

これで受験申込は完了しました。登録したメールアドレスあてに、決済の通知が来ますので、確認しておきましょう。

インターネットによる宅建試験の詳細は、以下の試験案内をご確認ください。
一般財団法人 不動産適正取引推進機構試験のホームページ令和5年度 インターネットによる 宅地建物取引士資格試験案内

➁ インターネットによる宅建試験の申し込み方法

1.受験案内の入手方法

郵送による試験の申込みに必要な試験案内(受験申込書付き)は都道府県ごとに異なっています。そのため、受験する試験地(都道府県別)の受験申込書を入手してください。

【試験案内(受験申込書付き)の配布先】

  • 書店
  • 各都道府県の宅建協会本部・支部
  • 各県の建築住宅課など担当課

詳しくは以下の試験案内(申込書)の配布場所一覧をご確認ください。
一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 試験案内の配布場所

2.必要事項の記入と貼付する顔写真の注意点

【受験申込書:記入時の注意点】

  • 記入する筆記用具は、黒か青のボールペンを使うこと
  • 機械処理されるため、折り曲げたり、汚れをつけたりしないこと

【申込書に貼付する顔写真の注意点】

申込書には顔写真の貼付が必要です。規定がありますので、写真撮影の前に確認しておきましょう。

  • 申込年の4月1日以降に撮影していること
  • 顔写真は規格を守ること(縦4.5cm×横3.5cmのパスポートサイズ)
  • 顔の寸法が、頭頂からあごまでが3.2cm以上3.6cm以下のもの
  • 背景は無背景のみ
  • 髪で隠れて目の部分が見えにくくなっていないこと
  • マスクや帽子、濃すぎる眼鏡を着用をしていないこと(本試験で眼鏡着用の方は眼鏡可)
  • アプリで顔を加工していないこと
  • 正面を向いて撮影していること
  • 影があったり、全体が暗くないこと

 3.受験料の払込方法

  1. 受験料は、試験案内に綴じこんである指定の払込用紙で、郵便局〈ゆうちょ銀行〉の窓口で、支払います。
  2. 受付印の押してある支払済みの「振替払込受付証明書」を、受験申込書の所定欄に貼付します。

注:指定された方法以外の方法で振り込んだ場合は、受験申込みが受付できません。必ず指定の払込用紙を使って、郵便局〈ゆうちょ銀行〉の窓口で振り込みましょう。

4.受験申込書の出し方

支払済みの「振替払込受付証明書」と「顔写真」を受験申込書に添付したら、最後に書き漏れがないか確認しましょう。
ほかにも5問免除の登録講習を修了した方は、登録講習修了者証明書の原本を入れ忘れないようにしてください。

最終チェックが済んだら、試験案内が入っていた封筒に受験申込書を入れて、郵便局の窓口から簡易書留郵便で発送してください。提出期限内の申込みができない場合は、受験ができません。申込み期限には注意して準備しましょう。

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宅建試験の内容

宅建試験は原則年に1回、20万人以上が受験する人気の国家資格です。

例年10月の第三日曜日に試験がありますが、早めに確認しておかないと、あっという間に申込み期間が終わってしまうので、確認しておきましょう。 宅建試験の概要については、次の表をご覧ください。

参考:宅建試験の概要|一般社団法人 不動産適正取引推進機構

宅建試験の受験資格は?

日本国内に居住する方であれば、宅建士(正式名称:宅地建物取引士)試験に受験資格はありません。

年齢、性別、学歴、職歴、国籍も不問です。 そのため合格者も最年少が12歳、最高齢が90歳と幅広く、毎年20万人以上が受験する人気資格となっています。

宅建試験の会場

原則として、試験会場は現住所のある(住民登録のある)都道府県内の会場になります。

ただし単身赴任や自宅外に住んでいる学生など、住民票の所在地以外に住む事情がある場合、実際に居住している都道府県で受験することも可能です。

気になる受験会場ですが、複数会場がある都道府県でのインターネット申込では、複数会場の中から1会場を選択できます。先着順ですので、近くの会場で決定したい場合は、早めに申込みしておきましょう。

郵送申込の場合は、8月の中旬から下旬ごろに、試験会場を記載した通知はがきが届きます。

この通知はがきに、決定した自分の試験会場が記載されています。 郵送による宅建試験の申し込み方法の場合、東京や大阪などの大都市圏では、第1希望から第3希望以外の会場に振り分けられることもあるので、こちらも早めの申込を心がけましょう。

宅建試験の科目と配点

宅建試験では、「民法などの権利関係」「宅建業法」「建築基準法などの法令上の制限」「税金などその他関連知識」の4科目が以下の割合で出題されます。

試験全体の問題数は50問で、 解答方式は四肢択一のマークシート方式です。

宅建試験の合格発表

合格発表は、令和5年11月21日(火)です。

例年、午前9時30分から、一般財団法人不動産適正取引推進機構ホームページに、「合格者受験番号」「合否判定基準」「試験問題の正解番号」が提示されます。

【合格証書の発送】
合格者には、11月21日(火)から合格証書を「簡易書留郵便」で発送します。不在の場合には、郵便局の不在票が入るので、早めに受け取りましょう。

注:通知は合格者のみ入ります。

ホームページで合格を確認したのに、1週間以上届かない場合には、一般財団法人不動産適正取引推進機構に問い合わせてください。
連絡先➤一般財団法人不動産適正取引推進機構:宅建試験のFAQ

宅建試験の合格基準

合否を決定する基準は、上位15%前後の得点の高い受験者から合格者を決定する相対評価です。

試験問題の難易度で合格点が上下するため、合格発表の日まで、合格点はわかりません。参考に過去10年分の宅建受験者数・合格率・合格点などをまとめました。

参考:一般財団法人不動産適正取引推進機構 / 試験実施概況
年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率 合格点
2013年度 234,586人 186,304人 28,470人 15.30% 33点
2014年度 238,343人 192,029人 33,670人 17.50% 32点
2015年度 248,343人 194,926人 30,028人 15.40% 31点
2016年度 245,742人 198,463人 30,589人 15.40% 35点
2017年度 258,511人 209,354人 32,644人 15.60% 35点
2018年度 265,444人 213,993人 33,060人 15.60% 37点
2019年度 276,019人 220,797人 37,481人 17.00% 35点
2020年度 (10月) 204,163人 168,989人 29,728人 17.60% 38点
2020年度 (12月) 55,121人 35,261人 4,610人 13.10% 36点
2021年度 (10月) 256,704人 209,749人 37,539人 17.90% 34点
2021年度 (12月) 39,814人 24,965人 3,892人 15.60% 34点
2022年度 283,856人 226,048人 38,525人 17.00% 36点

例年「35点以上で合格」と35点以上がひとつの目安にされてきましたが、2020年度10月試験では「38点」、2022年度試験では「36点」が合格ラインになりました。

現在では上位15%以内に入るためには、38点を目標点に勉強を進める必要がありそうです。

宅建試験の合格率推移

宅建試験の合格率は15%〜17%で推移しています。

宅建試験は、一定の合格率で合格者を決定する相対試験のため、合格点は上下しますが、合格率は一定の割合を保っています。

参考:一般財団法人不動産適正取引推進機構 / 試験実施概況

宅建試験の難易度は?

実際にどれくらいの難易度なのか気になる方も多いと思います。

宅建と代表的な法律系国家資格を比較してみました。

法律系試験との難易度比較表

参考:厚労省 一般財団法人行政書士試験研究センター
  年間受験者数(直近5年平均値) 平均合格率 平均勉強時間
宅建士 216,000人前後 15~17% 300時間程度
行政書士 56,000人前後 9~12% 1,000時間程度
社労士 38,000人前後 6~7% 1,000時間程度
司法書士 13,000人前後 3~4% 3,000時間程度

ほかの国家資格は合格率がさらに低く、宅建の難易度をあまり高く感じないかもしれません。

ただ近年、宅建試験の問題は難化していると言われており、実際に85%近くが落ちる試験のため、決して楽に合格できる試験ではありません。

とはいえ、必要な勉強時間は300時間程度と、他の国家試験より短い時間で学習できるため、宅建は取り組みやすい試験と言えるでしょう。

300時間と言わず、さらにしっかり時間をかけて学習することで、15%の合格者に入ることが可能な試験です。

宅建士になるための注意点

宅建は誰でも受けられる人気資格とご紹介しましたが、合格しただけでは宅建士を名乗れません。

合格した都道府県知事の「宅地建物取引士資格の登録」を受けて、宅地建物取引士証の交付を受ける必要があります。

宅建業の実務経験が2年未満の場合には、登録実務講習を修了しなければ、資格登録ができません。

講習のタイミング次第で、1、2か月は最低かかるので、すぐに宅建士の免許が欲しい場合は、合格後すぐに実務講習の申込みをしておきましょう。

気になる登録実務講習の費用は、約20,000円程度です。

参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 | 宅地建物取引士資格登録等の手続きについて

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試験対策の勉強方法とスケジュール

「宅建試験を受けたい!」そう思い始めたけれど、どんな勉強をすればいいのか、どれくらい時間がかかるのか、詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか。

ここでは、基本となる勉強時間と学習法を解説します。 宅建試験の受験を決めたら、早めに学習計画を立ててみてくださいね。

必要勉強時間と目安の勉強開始時期

絶対に合格したい!と思ったら、初学者の場合は最低でも半年前から始めましょう。

4月から始めて約6ヶ月、平日2時間と土曜・日曜の5時間を確保できれば、約500時間です。平均とされる300時間よりも、かなり余裕を持って学習ができるでしょう。

【 必要勉強時間の目安 】

※毎日学習した場合の単純計算です
1日の学習時間 300時間の到達日 400時間の到達日 500時間の到達日
1日1時間 300日 400日 500日
1日1.5時間 200日 267日 334日
1日2時間 150日 200日 250日
1日2.5時間 120日 160日 200日
1日3時間 100日 134日 167日
1日5時間 60日 80日 100日

宅建独学におすすめのテキストは?厳選3冊+番外編1冊を紹介

宅建試験に独学で挑戦する場合、まず初めに、自分に合ったテキストや問題集を選ぶことから始めましょう。

ここでは、独学する初学者のためにおすすめを厳選して3冊と番外編1冊をご紹介します。

※より新しい版(最新版)がある場合は、新しい方を買うようにしましょう。

1位:宅建士合格のトリセツ 基本テキスト

【おすすめポイント】

  • 全編フルカラーの図解イラストを使った無駄のない内容で、初めて法律を学ぶ人でも理解しやすい。
  • 関連した過去問を掲載して、読んだらすぐにアウトプットができる。
  • LECの人気講師「友次正浩」先生による講義動画45本付き(1本あたり10分〜15分)で、重点ポイントをオンライン授業のように学習できる。
  • 巻末にある重要論点集で、大まかな論点が理解できる。

【ちょっと気になるポイント】

フルカラーのイラストを使った可愛い動物のキャラクターは好き嫌いがあり、子供っぽいと感じて苦手な人もいるようです。書店やAmazon、楽天などのサンプルで確認してくださいね。

2位:みんなが欲しかった! 宅建士の教科書

【おすすめポイント】

  • フルカラーの図表やイラストを効果的に使い、パッとみてわかるシンプルで読みやすい誌面づくりが初学者に圧倒的人気(8年連続売り上げ1位:2023年時点)
  • 学習前に、単元ごとの全体像をつかめるよう視覚的にまとめたページを設定してある。
  • 本文を読んで知識をインプットしたら、各セクションごとに設けてある例題をすぐに解くことで、知識の定着につながる作りになっている。
  • 理解しにくい「用途地域」などの「法令上の制限」を、写真を使ったわかりやすい解説がある。

【ちょっと気になるポイント】

要点を板書という形で、イラストとともに解説していますが、この部分のみ可愛い手書き風フォントを使っているため、人によっては見づらいとの意見があります。 また、少し字が小さい箇所があり、老眼の進んでいる人や目の弱い人は中身を確認してから買いましょう。

3位:らくらく宅建塾 [宅建士基本テキスト 2023年版]

【おすすめポイント】

  • 講義スタイル(話し言葉)の文章は、難しい言葉を日常の言葉に置きかえて書かれているため、初心者でもわかりやすい。
  • フルカラーが苦手な人には、2色使いでスッキリした紙面はおすすめ。
  • 記憶に残る語呂合わせがたくさんある。

【ちょっと気になるポイント】

語呂合わせが秀逸との声がある一方、無理に語呂合わせで覚えるよりも内容を覚えた方が早い、語呂合わせはいらないとの意見もあります。

番外編:これだけ! まんが宅建士 2023年度版

法律用語に抵抗がある人や、初めにどんな内容なのか、ざっくり知りたい人におすすめなのがマンガ版のテキストです。まず初めに読むことで、宅建の概要がわかって、その後の学習にスムーズに入れます。

なんとなく苦手だなと思っている人は、気楽に読んでみるのも良いでしょう。 その中でも「これだけ! まんが宅建士」は、マンガが読みやすくて、自然に頭に入ると人気の1冊です。

宅建士独学者がテキストを選ぶポイント

宅建のテキストを読んで、これだけで足りるのか心配になる方もいるかもしれません。

でも初学者にとって、初めの1冊はわかりやすく、読み進められるものが一番です。

テキストに載っていない難問に当たったときは、ネットなどのわかりやすい解説を調べたり、関連する省庁のページや、もとの条文を調べてみると、さらに知識も深まります。

あまりたくさん買い過ぎて、手を広げるよりも、基本の1冊を決めて学習を進めましょう。

宅建初学者におすすめの通信講座は?5つ厳選

時間はないけれど、一から独学で勉強を進めるのは不安…そんな方には通信講座の受講がおすすめです。

自分のペースを守りつつ、動画の講義を繰り返して聞いたり、提示された問題演習をこなしたり、独学よりも効率良く勉強を進められるのが大きな魅力でしょう。

またスクールが近所にない方にも最適な方法です。

ここでは、初学者向けにしぼって、おすすめの通信講座をご紹介します。 金額やフォロー制度など、まずは自分の優先順位からチェックしてみてくださいね。

おすすめ通信講座5選

スクール名
代表講座名
料金 (税込) 教育訓練
給付金制度
質問対応 講座のおすすめポイント
アガルート
入門総合カリキュラム
43,824円 あり 無制限 ・入門コースのため、初心者にわかりやすい(中上級者向けコースもあり)
・難関資格に定評あり、合格率は全国平均の3.5倍
・学習導入オリエンテーションや毎月1回のホームルームなどフォロー体制が充実
・合格特典が充実:Amazonギフト 10,000円分か全額返金(条件あり)
・受講者には簿記3級講座プレゼント
LEC
パーフェクト合格フルコース 通信web講座
126,500円
各種割引あり
あり 無制限 ・金額は高めだが、わかりやすく、網羅率も高いしっかりした内容
・合格に必要な基礎講義と問題演習だけをセットにした効率重視
・宅建士受験指導歴20年以上のベテラン講師陣が長年の経験からわかりやすく解説
・おためしWeb受講あり
TAC
総合本科生S web通信講座
154,000円
各種割引あり
あり 無制限 ・お金をかけても、しっかり学びたい人向け
・初学者のための「入門講義」から、「答練」「全国公開模試」まで、この講座だけですべてオールインワンで完結、学習に集中できる。
・TAC講師陣による迫力のある講義で、合格までのヤル気があがる。
・時期ごとに最適な学習方法を確認できる「オンラインホームルーム」など、オンラインフォロー制度も充実している。
フォーサイト
バリューセット3
69,800円 あり 合計20回まで ・通信講座に特化し、合格実績(全国平均の4.63倍)も発表しているため、信頼度も高い。
・ライブ配信動画を視聴しながらチャットで質問ができ、コミュニケーションが取れる
・初学者が読んでもわかりやすいテキストの作り
・合格お祝い金あり:Amazonギフト2,000円分
・不合格全額返金保証制度あり(条件あり) 
スタディング
宅建士合格コーススタンダード
19,800円 なし なし ・短い時間で効率よく学びたい人向け
・予算をかけたくないが、独学の補助教材が欲しい人にも向いている
・紙テキストは別売り、スマホやタブレットで問題を集中して解きたい人にぴったり
・『AI実力スコア』やAI検索機能など、AIを駆使した学習機能が充実している
・合格お祝い金あり:Amazonギフト3,000円分

ご紹介しました5つは、どこも宅建試験では定評があるスクールですが、選び方のポイントは以下になります。

【宅建通信講座:選び方のポイント】

  • 通学クラスと同じくらいのボリュームがあって、時間とお金をかけてもじっくり学びたい方は→「LEC」か「TAC」
  • 合格実績もあり、しっかりした内容を、まずは入門編から学びたい方は「アガルート」
  • 合格に必要な内容にしぼって学習したいなら「フォーサイト」
  • あまり金額はかけたくないけれど、独学だけでは不安がある方は「スタディング」 魅力のある特典やオンラインシステムなど、各スクールをチェックしてみてくださいね。

宅建初学者におすすめの通学講座は?厳選4校を紹介

「絶対に1年で合格をしたい」「独学ではしっかり勉強できるか自信がない」

心配な方は、通学で基礎から学習するのがおすすめです。

ベテラン講師のわかりやすい講義で、独学で進めるよりも最短で理解が深まるでしょう。
受講生同士で学ぶ楽しさと緊張感があり、独学よりもモチベーションを持続できる点も魅力です。

近年、宅建試験は難化傾向にあるだけでなく、学習意欲の高い受験者が多くなっているので、近くにスクールがあれば、通学で学ぶのが合格の近道と言えるでしょう。

ここでは、初学者におすすめの通える宅建スクールを4校ご紹介します。

おすすめ通学講座5選

スクール
代表講座
料金
(税込)
教育訓練給付金制度 通学回数/開講時期 校舎数 講座のおすすめポイント
LEC
パーフェクト合格フルコース
148,500円
各種割引あり
あり 12月~
順次開講
全国49校(提携校を含む) ・法律・不動産系試験に長年の定評あり ・早めの開講でじっくり基礎から学ぶため、時間を確保できる人向け
・弱点を発見のために模試は全6回あり
・Web又はDVDによる欠席フォローがあり、忙しい人も安心 
TAC
総合本科生S 教室講座/ビデオブース講座
154,000円
各種割引あり
あり 1月~4月
順次開講
全国34校(提携校を含む) ・早めの開講でじっくり基礎から学ぶため、時間を確保できる人向け
・法律知識がない、勉強が苦手な方でも基礎からじっくり教えてくれる
・Web講義のフォローがあり、忙しい人も安心して通学できる
・メールでの質問にも答えてくれる
日建学院
スーパー本科コース
308,000円
(学生187,000 円)
各種割引あり 
あり 4月開講
早期コースあり
全国146校(認定校含む) ・高額につき本気で合格したい人向け
・人気講師「宮嵜晋矢」先生を始め最強講師陣の映像講義を使用(全教室で映像による講義)
・47都道府県を網羅、引っ越しても転校可 ・受講生一人ひとりにライセンスアドバイザーがつく
・予習→通学での映像講義、確認の小テスト→復習のサイクルで、しっかり学習習慣ができる 
資格の大原
宅建士合格コース・入門パック
172,100円
各種割引あり
あり 1月~3月
学校ごとに順次開講
全国47校 ・週2回通学
・初めての宅建士受験に合わせた講義
・法律知識ゼロでも学びやすい入門講義付き
・Web講義のフォロー標準装備、講義のダウンロードサービスあり

【宅建通学講座:選び方のポイント】

まずは通学出来る範囲にスクールがあるか調べてみましょう。たくさんある場合には、講座内容をじっくり比べてみてください。

実際に行ってみて、雰囲気を見てみるのも良いでしょう。 人気講師がいるスクールでは、通学の申込みも早めに埋まってしまうことが多いので、検討し始めたら、早めに直接スクールで話を聞いてみるのをおすすめします。

独学・通信講座・通学講座3つに共通する勉強方法は?

人によって学習法や学習時間はさまざまでしょう。それでも独学・通信講座・通学と勉強法が違っても、共通する方法があります。

それは「過去問の活用」と、「繰り返し学習」を積み重ねることです。

宅建試験は、60年以上の歴史がある試験のため、過去問を繰り返すことで、出題傾向がつかめます。参考書を一通り読んで、関連する問題を交互に解いたら、すぐに過去問演習に入りましょう。

実際に宅建試験での過去問の出題率は7割から8割とも言われているため、10年分の過去問を最低でも3回以上は繰り返し解きましょう。

初めは難しかった問題も、だんだんと出題傾向や出題の意図がわかるようになってきます。 わからない箇所がでてきたときは、そのつどテキストを見る、ネットで調べることを習慣づけることで、深い知識の定着が計れます。

まとめ

ここまで、宅建試験のスケジュールや内容を詳しく解説しました。

近年、宅建試験は難しくなっているため、過去問だけでは歯がたたないという意見もありますが、問題傾向をつかんだり、出題形式に慣れるためにも、初学者こそ過去問を数多く解くことをおすすめします。

宅建試験過去問研究所 @Candyzでは、完全無料でいつでもスマホで過去問が解けますので、
スキマ時間も問題を解いて、効率的に勉強を進めましょう!

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